社会問題 |
ニート |
NEET |
- 働こうとしてないし学校にも通っていない、仕事に就くための専門的な訓練も受けていない、という意味の造語。
|
- 「Not in Employment, Education or Training」の略。
- 1999(平成11)年、イギリス政府により発表された調査書にて初めてこの言葉が使われ広まった。
- イギリス
- 1999年の内閣府が発表したデータによると、ニートの存在は16歳から18歳の青年に限っても9%もみられるとしている。
- ニート状態になる理由には、将来見通しについての限りない希望の無さと、状況を転換することの困難さがあるという。
- ニートは日常の多くは昼過ぎまで寝て、日常はぼんやりテレビを見たり、時には夜までブラブラしたりという生活を繰り返しているという。
- そんなニートの少年には、20歳代での薬物やアルコール乱用、窃盗、ホームレス化などが少なからずみられる。
- 女性がニートになった時、状況は男性以上に苦しい。
- 10代で母親になった3人に1人はニート経験者であると、調査は報告している。
- 日本
- 仕事によって自分の未来を切り開いていくことに希望を持てない若者が25歳未満に限ってみても40万人はいるとしている(2006年時点)。
- ニートの言葉が広まる以前に、引きこもりという言葉がすでに使われていた。
- 引きこもりという言葉は元々存在していたが、社会問題的な用語として使われ始めたのは平成に入ってからだという。
- 中学生を中心として「いじめ→不登校→引きこもり」という流れで引きこもりとなるものが多い。
- 中身においてニートと引きこもりはほぼ同義と考えられるが、引きこもりは自室に閉じこもり、家族以外の交流はほとんどない。
|
- ニートや引きこもりは先進国に共通にみられる現象だという。
- この状態を維持するためには家庭にある程度の金銭的余裕がないとできないためと思われる。
- またテレビやインターネットの普及により、情報的な社会とのつながりは確保できる。
- おもに若年層にみられる状態だが、近年は40代の高年齢化もみられるという。
|
|
関連HP |
ニートサポートナビ |
ニートが親の老後を食いつぶす?(AllAbout) |
|
2011.11.12 |