無料ビジネス |
むりょうびじねす |
- 電子書籍・国際電話・携帯電話ゲームなど、無料で利用できるサービスのビジネスの仕組み(ビジネスモデル)。
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- 従来の、広告収入により無料にするものや、無料の景品を配って最終的に広告料を商品の価格に上乗せするものとはまったく別のビジネスモデルである。
- その仕組みは、一つのサービスにおいて、基本である無料(フリー)と、機能を追加した有料(プレミアム)に分けること。
- 例えば、無料のゲームにあきたらなくなってきたら、有料で機能を追加する。
- 全ユーザーの10%以下の有料コースを利用しているユーザーから徴収する料金が収益源となる。
- 無料により吸いよせられる膨大な数のユーザーにより、わずか10%以下でも莫大な収益となる。
- 気象予報会社では全国各地の人々から無料で気象情報を送信してもらっている。
- ある主婦は、「利用者から寄せられる感謝の声がうれしく、人の役に立つのが一番」という。
- 人間行動の実験により「無料は人々を魅了すると同時に、判断を惑わす効果があり、人は評価されたり感謝されたりすれば無報酬のほうが懸命に働く」という結果が出ている。
- 人間の複雑で不合理的な心理を経済学に取り入れた行動経済学に基づいたものといえる。
- 「インターネットを使うものはすべて無料になるだろう」と語る関係者もいる。
- 無料が加速化することで従来の産業が危機的状況に陥る可能性もあるという。
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- 参考:2010/03/11 NHK クローズアップ現代 「タダでもうける?!〜“無料ビジネス”の舞台裏」
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関連記事 |
- 田中社長、グリーで1260億円釣り上げた!=2010/03/12 スポーツ報知
- 米誌フォーブスが世界の長者番付を発表。
- 10億ドル(約900億円)以上の資産を所有する「富豪」が前年に比べ3割近く増え、1011人に達した。
- 日本からは、前年から5人増の22人がランクイン。
- 会員制交流サイトを運営する「グリー」の田中良和社長(33)が注目を集める。
- 資産は14億ドル(約1260億円)で、世界721位。
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- 「グリー」は無料携帯電話ゲームでも有名。
- なかでも「釣りゲーム」が人気。
- 無料でつられた子どもが意識せずに有料の釣り竿などのアイテムに手を出し、後で料金トラブルになったこともある。
- 交流サイトも無料と有料に分けられる。
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関連HP |
GREE |
2010.03.31 |