マイナスイオン |
minus ion
(和製造語) |
- かつて日本でブームが起きた、森林中や滝の水しぶきなどに多く含まれ、健康によいとされた、イオンの一種とされる物質。
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- マイナスイオンは和製造語。
- イオン(Ion)はドイツ語。
- 科学用語の陰イオン(Negative Ion)とは別物。
- 現在では、根拠のない科学の名をかたった疑似科学である、というのが大方の見解。
- 20世紀終わりごろからメディアに頻繁に登場するようになり、1999(平成11)年から2003(平成15)年頃が流行のピーク。
- 一見「科学用語」のようにみえる便利な「マーケティング用語」として、家電製品や衣類・日用雑貨などのキャッチコピーに頻繁に利用された。
- エアコンや空気清浄機などにマイナスイオン発生機能を持たせたものが多く発売された。
- 家電企業などは研究結果のデータを持っている、と発表したところもあったという。
- 2002(平成14)年上半期の日本経済新聞社発表のヒット商品番付で、「マイナスイオン家電」が「小結」(第4位)にランクされた。
- 何かが発生しているように見せかけるため、音や光を出す商品もあったらしい。
- 2003(平成15)年、景品表示法の改正により、商品の表示に対しては合理的な根拠が要求された。
- また、国民生活センターは、マイナスイオンに関した商品すべてに科学的に健康効果が実証されているわけではないと報告した。
- これらにより、2004(平成16)年にはブームが沈静化した。
- しかし、現在も形を変えた商品もあるという。
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■今から振り返ると、ブーム末期に購入したイオン発生機能付きの扇風機。
2011/10/16 |
■黄色いボタンがイオンスイッチ。
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2011.10.17 |
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