結核 けっかく
Tuberculosis
  • 結核菌による感染症。
  • 主に肺で発症する。
  • 結核に関わる歴史
    • 1882年(明治15):ドイツのコッホにより結核菌が発見される。
    • 1890年(明治23):コッホにより、ツベルクリン検査が考え出され、結核の診断ができるようになる。
    • 1923年(大正12):フランスで予防ワクチンのBCGが開発される。
    • 1944年(昭和19):ストレプトマイシンが発見され、治療薬が始めて実用化される。
  • 日本の状況
    • 死亡率:2002年(平成14)時点で人口10万人あたり1.8人。
    • 死因順位:
      • 1950年(昭和25)までは第1位だった。
      • 2002年(平成14)時点で25位。
      • 欧米に比べて日本の死亡率は高い
    • 新しい患者が、いまだ3万人登録されており、依然として最大の感染症だという。
    • 法律により、医師が結核と診断したら保健所に届ける義務がある。
    • 治療が終わり退院しても、完全に回復するためには、充分な安静やきれいな空気が必要になる。
      • 完全に回復するには半年から2年かかる。
        • →そのために、郊外、高原、海岸などに作られた療養所をサナトリウム(Sanatorium)という。
    • BCGの接種は1994年(平成6)に義務ではなくなった。
  • 2009年(平成21)4月、女性お笑いコンビ「ハリセンボン」の箕輪(みのわ)はるか(29)が肺結核で入院していることがわかる。
    • 劇場やライブ会場、テレビ番組収録などで接触した可能性のある人たちの相談を受けるため、東京都が緊急相談電話窓口を開設するなど、一時騒然となる。
    • このことによりマスコミで結核が注目される。
関連HP
財団法人結核予防会
財団法人結核予防会結核研究所
2010.08.17

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