- 「寿限無」
- 子どもが生まれた男が和尚に名前をつけてもらおうと、いくつか縁起のいい名前を挙げてもらうが、どれを選んでも、後悔するかもしれないから全部つなげてしまおうというもの。
- 落語家によっても多少話のバリエーションがあるという。
- その名前は、
- 「寿限無寿限無五劫の擦り切れ海砂利水魚の水行末雲来末風来末食う寝るところに住むところやぶら小路のぶら小路パイポパイポパイポのシューリンガン、シューリンガンのグーリンダイ、グーリンダイのポンポコピーのポンポコナーの長久命の長助」
- 読み方
- 「じゅげむじゅげむ ごこうのすりきれ かいじゃりすいぎょの すいぎょうまつうんらいまつふうらいまつ くうねるところにすむところ やぶらこうじのぶらこうじ ぱいぽぱいぽぱいぽのしゅーりんがん しゅーりんがんのぐーりんだい ぐーりんだいのぽんぽこぴーのぽんぽこなーの ちょうきゅうめいのちょうすけ」
- 意味
- <寿限無>
- <五劫(ごこう)のすりきれ>
- 三千年に一度、天女が舞い降りて、羽衣で岩をこする。この岩がすり切れてなくなるまでにかかる時間が「一劫」、それが五つもあるのだから、とてつもなく長い時間。
- <海砂利水魚(かいじゃりすいぎょ)>
- <水行末、雲来末、風来末>
- <食う寝るところに、住むところ>
- <やぶこうじ>
- <パイポ、シューリンガン、グーリンダイ、ポンポコピー、ポンポコナー>
- 古い中国にパイポという国があって、シューリンガンという王とグーリンダイという妃にポンポコピーとポンポコナーという姫がいて、二人がとても長生きだった。
- <長久命>
- <長助>
- 和尚がもし自分に子どもが生まれたらこの名前をつけると。
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