地すべり
(地辷り)
じすべり
Landslide
  • 地面の表層が斜面に沿って下にすべり落ちること。
  • 種類
    • 表層地すべり
      • 表層の数メートルの薄い層だけがすべる現象。
    • 深層地すべり
      • 数十メートル以上の厚い層がすべる現象。
  • 原因
    • 地下のすべりやすい境界面(多くの場合粘土層)の存在や、地下水の作用など。
  • 巨大な地すべりの中には、何年にもわたってゆっくりと小刻みに移動し、ほとんど破壊を起こさないものもある。
  • 急な斜面で突然起きる地すべりは、人の住む場所に大規模な破壊を引き起したり、川をせきとめて洪水を起こしたりする。
  • 1903(明治36)年、カナダ・アルバータ州のフランクという町で、3000万立方mという巨大な岩石の塊が、山の頂上から隣接する谷底にすべり落ち、幅3kmに土砂がひろがって村を全滅させ、70人が死亡したという。
    • この地すべりはフランク・スライド(Frank Slide)と呼ばれ、1977(昭和52)年に州歴史地に指定されたという。
  • 地すべりの表記
    • 「地滑り」ではなく、正しい漢字は「地辷り」だという。
    • 「辷」が常用漢字でないため、日本地すべり学会では「地すべり」と表記している。
  • 参考:エンカルタ2007,Wikipedia
関連HP
社団法人日本地すべり学会
Frank Slide Interpretative Centre
■地すべり対策の模型 譲原地すべり資料館(群馬県藤岡市)

2010/5/9
■江戸時代の地震による地すべりでできた窪地にできた深見ノ池(長野県阿南町)

2008/8/20
2010.06.14

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