印伝
いんでん
鹿などの皮をなめして染色し文様を付けた伝統工芸品である染革
(そめかわ)
。
16世紀中頃
(室町時代後期/戦国時代後期)
にインドから伝わったことが名の由来。
山梨県甲府市に伝わったものを特に「甲州印伝」という。
甲州印伝は国の
伝統的工芸品
に認定されている。
技法
漆付け
(うるしづけ)
漆
で文様を付けたもので、最も一般的な技法。
燻べ
(ふすべ)
藁
でいぶすもので、奈良時代に起源がある。
更紗
(さらさ)
色ごとに型紙を変えて重ねたもの。
美の壺
唯一無二の光沢
使えば使うほど輝く。
いにしえの知恵と技
煙をあやつり、糸で構成された模様がにじみにより輝いているように見える。
印伝で、勝負に掛ける
武将などが愛用し、模様も勝負事に由来するものが多い。
■
印傳博物館
がある印傳屋本店
(山梨県甲府市)
2006/8/14
*2017.02.05
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