ゲリラ |
Guerrilla |
- 不正規な武装集団による遊撃的戦闘などの軍事行動をいうが、その集団や集団の構成員を指すことも多い。
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- パルチザンという語もゲリラとほぼ同義に使われ、現在、欧米各国軍ではゲリラ、ロシア軍ではパルチザンを軍事用語として使用している。
- ゲリラの目的は、軍隊に占領された際に占領を放棄させるために行う遊撃戦と、現存の政権を倒し新政治体制を築くために行う革命戦争ないし民族解放戦争に大別される。
- ゲリラという語は、19世紀初頭(日本-江戸時代後期)にナポレオンがイベリア半島に侵入した際、スペインの農民たちが抵抗しナポレオンの征服を中断させた戦いを「ゲリリャ(スペイン語で「小さな戦争」の意)」と呼んだことに由来する。
- 第2次世界大戦中のレジスタンスや戦後の民族自決をめざす解放闘争がゲリラ戦によって行われたことから、1977(昭和52)年、「1949年のジュネーブ諸条約の追加議定書」(ジュネーブ条約)で、解放闘争が国際的武力紛争とされ、捕虜となったゲリラに対する人道的保護が国際法上認められることとなった。
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- 日本において、ゲリラを使った言葉(マスコミ用語)として、突発的豪雨をゲリラ豪雨、有名歌手がプロモーションのため、一般に知らせず突然屋外で行う演奏を「ゲリラライブ」という。
- ゲリラライブは、警察に届けずに屋外演奏を行い、多数の聴衆を集めて混乱を招くことから警察沙汰になったこともあった。
- 例:1999(平成11)年、渋谷駅前交差点において、郷ひろみ(当時43歳)による「GOLDFINGER '99」のプロモーション。
- 関係者は書類送検された。
- トラック上で行ったが、郷ひろみ自身はどこで行うかは知らされておらず、不問とされた。
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2011.08.28 |