建築
土間
どま
日本の建物の内部で、床を張らずに地面のまま、または叩き土
(たたきつち)
、漆喰塗り
(しっくいぬり)
にしてある場所。
現在では、コンクリート打ちや石敷きのものも土間という。
庶民の住まいにはもともと土間しかなく、寝る場所や座る場所にだけ土の上に草や
筵
(むしろ)
を敷いて生活していた。
板敷の床が庶民の家に導入された時期ははっきりしないが、
平安時代
末期の京都を描いた絵巻に登場している。
土間には
かまど
や流しが設置され、炊事や家内仕事の作業場、物置、通路などとして使用された。
便所や風呂場なども土間の一角に設けられた。
農家では、土間に馬を飼う
厩
(うまや)
を設ける場合も多かった。
参考:エンカルタ2007
2011.03.30
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