ダイオキシン |
dioxine |
- 極めて毒性の強いといわれている有機塩素化合物の一つ。
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- ポリ塩化ジベンゾ-パラ-ジオキシン(PCDD)を指すが、一般的にダイオキシンといったら、分子構造は同じでも性質が異なる異性体や、性質が似ている化合物をダイオキシン類として総称する。
- 「人類が合成した最強の毒物」と呼ばれたこともある。
- 強い発癌性があり、また強い催奇形性を持ち、体内に吸収されやすく排泄されにくい。
- ダイオキシンの発生源
- 除草剤、ごみ焼却、塩素漂白など。
- 一時は、何を燃やしてもダイオキシンが発生する、といわれたが、塩素を含む物質が不完全燃焼したときに発生する物質ということがわかったらしい。
- 日本では1999(平成11)年にダイオキシン類対策特別措置法が制定されたため、新たな汚染の発生は減少している。
- ダイオキシン汚染被害で最も知られているのは、ベトナム戦争時、1960(昭和35)年〜1969(昭和44)年にかけて、アメリカ軍がベトコン(南ベトナム民族解放戦線)の隠れ場所を無くす目的で、ダイオキシンを微量含む除草剤を「枯れ葉作戦」として森林に撒いた。
- その後、流産、不妊、障害児の出生が頻発した。
- また、従軍兵士の健康も問題となった。
- 近年、ダイオキシンは騒いでいるほど有毒ではないのではないか、という説もでている。
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- 参考:エンカルタ2007/YAHOO!百科事典/Wikipedia
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関連 |
- 1999(平成11)年にダイオキシン騒動があった埼玉県所沢市
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2011.07.08 |