DNA
デオキシリボ核酸
ディーエヌエー
でおきしりぼかくさん
Deoxyribonucleic Acid
  • 細胞からなるすべての生物と多くのウイルスの遺伝物質で、遺伝子の本体として存在する。
    • デオキシリボ核酸の略。
  • タンパク合成と複製を指令するのに必要な情報を伝達する。
    • タンパク合成:
      • 細胞やウイルスが、自分自身が活動したり成長したりするのに必要なタンパク質をつくること。
    • 複製:
      • 細胞やウイルスの、自分の子孫のためにDNAが自分のコピーをつくる過程。
  • 構造
    • DNAは、多数のヌクレオチドと呼ばれる化合物がつながってできた2本の鎖からなり、この2本の鎖ははしごのような構造を持ち、ねじれて螺旋階段のような形になっているので、「二重らせん」と呼ばれている。
  • DNAの構造は1953(昭和28)年、アメリカの生化学者とイギリスの物理学者が初めて発表し、1962(昭和37)年にノーベル生理学・医学賞を受賞した。
  • DNA鑑定・DNA解析
    • DNAの型の違いを利用して個人の識別を行う。
      • 犯罪捜査や親子鑑定などに利用されている。
      • また、動植物の種別の判定などに応用されている。
  • 日常会話、テレビ番組などのコメントなどの表現で、「昔から受け継がれてきた」という意味で、例えば「芸術家のDNAを持った職人の手仕事」などと使われることが多くなった。
    • かつては同じ意味で「芸術家の遺伝子を持った職人の手仕事」といっていたが、10年ほど前からDNA鑑定が一般に知られるようになったからか、遺伝子はほとんど使われなくなった。
関連HP
DNAセンター
2011.02.20

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