- 二十一代集
- 漢詩集は平安時代初期に「凌雲集」(りょううんしゅう)「文華秀麗集」「経国集」の3つが編集されたのみで、一般には平安時代に成立した「古今和歌集」(905年)から室町時代の「新続古今和歌集」(しんしょくこきんわかしゅう)(1439)までの21の和歌集を指し、すべてを合わせて二十一代集という。
- 勅撰集の編集は、当時の帝(みかど)の文学的な趣味によるものだけでなく、文化政策を通じて朝廷の権威を誇示する側面があり、きわめて政治的な理念を背景にもっている。
- 撰者にえらばれたり、自作の和歌が入集することは歌人にとって最大の名誉であった。
- 二十一代集のそれぞれは当時の歌風や歌壇の動向を物語っており、文学史上重要な位置を占めている。
- 八代集
- 「古今和歌集」から「新古今和歌集」までの8勅撰集は八代集とよばれ、とりわけ高く評価され、後代の規範となった。
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