- 歴史
- 野鳥の野外観察自体は古くからあった。
- バードウォッチングという言葉が生まれ、趣味として一般に広まったのは20世紀に入って(日本-明治時代末期)から。
- 1889(明治22)年、野鳥をむやみにとらえたり、殺したりすることに反対して英国王立鳥類保護協会が設立されたことに端を発するといわれるという。
- この協会がとくに問題としたのは、おもに渡り鳥が渡りを行っている途中の狩猟だった。
- この狩猟において、ハンターはウォッチャーと呼ばれる渡り鳥の渡来の見張り役をおいていた。
- そこで、渡り鳥については狩猟をやめて、見張る(ウォッチング)だけにしようということで、バードウォッチングという言葉が生まれ、趣味へと発展していったといわれるという。
- 日本
- 日本野鳥の会を創設した中西悟堂(1895(明治28)年-1984(昭和59)年)が1934(昭和9)年の同会の発足にあたり、「野鳥」という言葉とともに「探鳥」という言葉を作った。
- バードウォッチングという言葉が日本で普及したのは1960(昭和35-)年代以降で、それまでは探鳥、野鳥観察などという言葉を使っていた。
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