- 観賞用熱帯魚
- 熱帯性淡水魚や海産魚は色彩豊かで、変わった模様のものが多く、ふつうは小型で、世界中の愛好家に収集、飼育されている。
- 純粋な楽しみのために変わった魚を飼育するという行為は、はるか古代から続いており、今日では、もっとも人気のある趣味のひとつとなっている。
- アクアリウム(水槽)での飼育
- 熱帯魚を飼育するためのアクアリウムには様々な種類がある。
- 餌にはペットショップで入手できる魚用の乾燥餌やブラインシュリンプ、イトミミズ、ミジンコを与える。
- 餌は毎日、数分間で食べ切るぐらいの量だけを与える。
- アクアリウムで飼育される熱帯魚の場合、餌を与え過ぎたために死んでしまうことがよくある。
- 食べ残しの餌が水槽の底にたまって腐ると、魚を弱らせる原因となる。
- 稚魚を産む卵胎生魚と、卵を産みおとす卵生魚に分けられる。
- 卵胎生魚
- 繁殖させやすいが、成魚は稚魚を食べるので、別の水槽で飼育しなければならない。
- 人気があるのは、グッピーやソードテール、ブラックモリーなど。
- 卵生魚
- 特定の環境条件を長期間維持しなければならない。
- 昔から人気のあるエンゼルフィッシュのほか、闘魚、体に白黒の縞模様があるためにその名がつけられたゼブラダニオ、光輝く青と緑の帯が目をひくネオンテトラなど。
- 熱帯地方の海岸やサンゴ礁にすむ海水魚を、ペットとして飼育する趣味が定着したのは近年のこと。
- 海水魚を飼育するためのアクアリウムには、自然または人工の海水を使用しなければならない。
- 水中の酸とアルカリのバランスを調整する装置も必要。
- こうした海産熱帯魚を繁殖させることは決して容易ではない。
|