動物 |
氈鹿
羚羊 |
かもしか
Serow |
- 長さ20cmほどの短い洞角(ほらづの)をもつ、胴が太く、四肢が比較的短いウシ科の野生動物。
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- 日本にすむニホンカモシカ、スマトラから中国南部にすむタテガミカモシカ、台湾にすむタイワンカモシカの3種がある。
- 体の大きさは、最も大きなタテガミカモシカで、肩高100〜110cm、最も小さなタイワンカモシカで、肩高50〜60cm。
- ニホンカモシカは、肩高70〜80cm、体長100cmほど。
- 大きな洞角をもつヒツジ類などの祖先型にあたる原始的な反芻動物の生き残り(遺存種)だとされる。
- ヒツジ類と違って、ふつうは単独でくらし、森の中を休み場とする。
- ふつうは岩場などの避難所が多く得られる山岳地帯を好みのすみ場所とするが、海岸などにすむものもある。
- 1940年代(昭和15-)頃までは、日本各地で狩猟の対象とされ、数も減少し続けていたが、最近では、必ずしも少ない動物ではない。
- ニホンカモシカは、国の特別天然記念物に指定されている。
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- カモシカのような足(脚)
- スポーツ選手など、すらりとした足をこのように表現するが、これはカモシカではなく、羚羊(レイヨウ)をカモシカと読んで広まってしまった誤用である。
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■大町山岳博物館(長野県大町市)
2011/1/19 |
2011.08.19 |
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