- カミツキガメ
- 北アメリカおよび中央アメリカの河川や沼地でみられるカミツキガメは、甲長50cmほどに達するが、ふつうはその半分ほどしかない。
- 力強い顎で獲物に咬みつき、なかなか放さないため、咬みついた獲物に持ち上げられることがある。
- ワニガメ
- アメリカ南東部の川に生息する同じ科のワニガメは、カミツキガメより大型で、体重100kg以上に成長するものもある。
- ワニガメの舌はピンク色のミミズのようにみえる。
- これを釣りにつかう疑似餌(ぎじえ)のように動かし、魚をおびきよせる。
- メスのワニガメは6月初めに砂州に穴を掘り、中に丸い卵を25〜50個産み、その上にそっと砂をかけて表面をならす。
- 日本
- カミツキガメが1960(昭和35-)年代からペットとして輸入され始めた。
- 体長4〜5cmの子ガメが成長すると捨てられやすく、野生化した個体が問題になっている。
- すでに全国各地の川や沼地で生息し、典型的な移入種である。
- 獰猛なため、2000(平成12)、動物愛護法でカミツキガメ、ワニガメとも「危険動物」に指定され、飼育には自治体への申請が必要になった。
- 2005(平成17)年、特定外来生物に指定された。
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