仏法僧 ぶっぽうそう
Roller
  • ブッポウソウ科の12種の鳥の総称。
  • 英名でroller(ころがる鳥)と呼ばれるのは、宙返りや錐(きり)もみ急降下などのディスプレー飛翔(ひしょう)を行うことによる。
  • 大きな頭に大きな嘴(くちばし)、短めの足が共通した体の特徴。
  • 日本には、和名でブッポウソウとよばれる種が、本州から九州に熱帯アジアから夏鳥として渡ってくる。
    • 全長約30cmで全体に金属的な光沢がかった青緑色の体をしており、嘴は赤い。
    • 樹木の梢(こずえ)にじっととまって、周りを見回しており、トンボやセミなどの大型昆虫がとんでくるのを待っている。
      • 昆虫がとんでくると、飛びたってとらえ、また、もとの梢に戻るといった行動をとる。
    • スギなどの大木のある神社や寺院などで見られることも多い。
      • そのせいか、かつて「仏法僧」と鳴くと信じられ、この和名がついた。
      • 実際にはこの鳴き声は、同様の場所に生息するコノハズクのもので、ブッポウソウ自身は囀(さえず)らず、ゲッゲッゲッと鳴く。
  • 近年は繁殖に適した林が減少したこともあり、個体数が減っていて、レッドデータブックでは希少種に指定されている。
  • 参考:エンカルタ2007
関連
  • 繁殖地である身延山がある山梨県身延町
大地を駆ける生命:国立科学博物館地球館(東京都台東区)

2011/4/15
2011.03.25

My Dictionary