鳥 |
仏法僧 |
ぶっぽうそう
Roller |
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- 英名でroller(ころがる鳥)と呼ばれるのは、宙返りや錐(きり)もみ急降下などのディスプレー飛翔(ひしょう)を行うことによる。
- 大きな頭に大きな嘴(くちばし)、短めの足が共通した体の特徴。
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- 日本には、和名でブッポウソウとよばれる種が、本州から九州に熱帯アジアから夏鳥として渡ってくる。
- 全長約30cmで全体に金属的な光沢がかった青緑色の体をしており、嘴は赤い。
- 樹木の梢(こずえ)にじっととまって、周りを見回しており、トンボやセミなどの大型昆虫がとんでくるのを待っている。
- 昆虫がとんでくると、飛びたってとらえ、また、もとの梢に戻るといった行動をとる。
- スギなどの大木のある神社や寺院などで見られることも多い。
- そのせいか、かつて「仏法僧」と鳴くと信じられ、この和名がついた。
- 実際にはこの鳴き声は、同様の場所に生息するコノハズクのもので、ブッポウソウ自身は囀(さえず)らず、ゲッゲッゲッと鳴く。
- 近年は繁殖に適した林が減少したこともあり、個体数が減っていて、レッドデータブックでは希少種に指定されている。
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■大地を駆ける生命:国立科学博物館地球館(東京都台東区)
2011/4/15 |
2011.03.25 |
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